Sunday, June 12, 2011

掌に刻まれた歪な曲線
何らかの意味を持って生まれて来た証

僕らなら求め合う寂しい動物
肩を寄せる様にして 愛を歌っている

抱いた筈が突き飛ばして
包む筈が切り刻んで
撫でる積もりが引っ掻いて
また愛求める
解り合えた振りしたって
僕等は違った個体で
だけど一つに成りたくて
暗闇でもがいて もがいている

ステッカーにして貼られた本物の印
だけどそう主張している方が偽物に見える

僕等らならこんな風な袋小路に
今も迷い込んだまま 抜け出せずに居る

夢見てるから儚くて
探すから見つからなくて
欲しがるから手に入んなくて
途方に暮れる
どこで間違ったかなんて
考えてる暇も無くて
でも答えが無くちゃ不安で
 
君は君で 僕は僕 そんな当たり前の事
何でこんなにも簡単に 僕等
見失ってしまえるんだろう?

一つに成らなくていいよ
認め合う事が出来ればさ
勿論投げ槍じゃなくて
認め合う事が出来るから
一つに成らなくていいよ
価値観も 理念も 宗教もさ
一つに成らなくて良いよ
認め合う事が出来るから
其れで素晴らしい

接吻しながら唾を吐いて
舐める積もりが噛み付いて
着せた積もりが引き裂いて
また愛求める
一つに成らなくて良いよ
認め合えば其れで良いよ
其れだけが僕等の前の
暗闇を 優しく 散らして
光を 降らして 与えてくれる

No comments:

Post a Comment